◆オンセッション
- (1) どんな魔物か?
- 人間出身の半魔なので、人間社会の中で他人に必要とされることを望んでいる。
BBTR的にはセレスチャルって神族なんでしょうが、ブラッドとしてはセカンダリだし、あくまでも限りなく天使に近い人間ってことで。
『クロノクルセイド』の、悪魔祓いとして訓練を受けたアポスルズというのが一番イメージに近いかな。
あと、ヘブライ神族に神族覚醒したメシア教徒。(←ゲームが違いますw)
エゴは「誰かに必要とされたい」。メサイアコンプレックスとでもいうんでしょうか。とにかく、周りの誰かの役に立つこと(=自分が不要でないという証)に飢えています。
あくまでも自身を人間だと思っているので、人間の世界の日常に執着するのもそのため。
性能的には純然たるアタッカー。範囲攻撃・シーン攻撃・大ダメージ化・ガード不能・バッドステータス付与と一通り揃えてます。。その分、防御力・耐久力に不安がありますが、まあ短期決戦型ということで。
- (2) 人間社会での普段の仕事や立場。生活風景のイメージ
- ◆25の質問-06.職場(地位・そこにおける人間関係)参照。
- (3) 「羽根」に対するスタンス
- 間接的に両親を失う原因となったものなので、危険なものだと認識している。命令があればその限りではないが、積極的に欲しがることはない。
あとはブラックコートの方針に従おうかと。
- (4) 夜の世界の事件に首を突っこむモチベーション、スタンス
- ブラックコートとしての任務はもちろん、教会での知り合いが巻き込まれたら進んで出ていくつもり。ブラックコートって独自の裁量で悪魔払いできるんだっけ?
まあその辺はプレイアビリティ優先で。ぶっちゃけ、指令があれば何でもやります。
- (5) 他の魔物との絡みのイメージ
- ブラックコート的には、魔物=敵なんでしょうかね。
ただそれだとやりにくそうなので、最初は視野狭窄ぎみでも、セッションを通して別の価値観とぶつかることで自分なりの正義を見つけていければなーと。その方がビーストバインドっぽい気もするし。
『アリアンロッドリプレイ ルージュ』のクリス(&トラン)みたいな。
◆25の質問
- 01.名前
- ジャン=バティスト・サクレクール(Jean-Baptiste du Sacré-Cœur)
通称は「ジャン」で。サクレクールは出身孤児院の名をもらったもの。ブラックコートになるにあたり、世俗の名は捨てたという設定。
- 02.性別・年齢
- 男性。年齢は16歳(フランスの義務教育終了年齢)くらいを想定。
- 03.人種・国籍
- フランス出身のいわゆるコーカソイド。
- 04.住んでいる場所(家の環境・生活環境)
- 日本のカトリック教会(池袋?)に下宿。託児所だか児童館のようなこともしている。
法王庁の出先機関としては「池袋篤信教会」が公式みたいなんですが、遠慮してオリジナルの教会を設定。
- 05.職業(能力・特殊技能)
- 表向きには、司祭になるために留学してきて教会の仕事を手伝っているという扱い。実際には、ブラックコートだから年齢制限にとらわれず司祭ってことでいいのかな?
その実体はブラックコートのエージェント。階級はあまり高くない想定。
聖書のページを媒介に祈りの言葉を具現化し、さまざまな装備を生成して戦う。
主な攻撃手段は、光の打矢(大きめのダーツ。シャイニングレイ相当)。
これは、詩篇110章5節「主は自らあなたの右にあって、その怒りの日に必ず王たちを打ち砕かれる」を始めとした、さまざまな魔を退ける聖句を矢の形に具現化したもので、悪鬼・レンフィールド程度なら一撃で滅ぼす威力をもつ。
もう少し強力な相手に対する切り札として用いるのが、外典『ペテロによる黙示録』(天使銃相当)。
主として地獄における刑罰について、詳細かつ克明に描写されているためか、現在は正典から除かれているが、それだけに「魔を滅する」武装としては破格の威力を誇る。
使用時の演出は、十字架を模したクロスボウが、左腕に固定される形で現れるというもの。
あまり使いたがらないが、最終最大超必殺技としては「ベネディクティオー・エウカリスティカ」(《畏怖》《神罰》《天使の喇叭》《聖句詠唱》《特務天使》相当)がある。
これは、聖体降福式のプロセスを高速多段詠唱で行うことにより、純化された自らの肉体を聖堂として天界ドミニオンへのチャネルを開き、天界の神霊力を直接地上に顕現させるという荒技である。正直、自分でも何を言ってるかよくわからない。
最大威力で行使した場合、シーン全体に〈加護〉55+3D点のガード不能攻撃を行い、命中すれば「重圧」を、ダメージ時には「放心」「狼狽」を与えるという凄まじいもの。
- 06.職場(地位・そこにおける人間関係)
- 住み込みで教会の仕事を手伝っている。近所の子どもの面倒見たり、勉強や歌を教えたり。あまり要領は良くないが、一生懸命さが場を和ませるため大事にされている。
ブラックコート的には、神の力を受けた者として期待されているが、一方でまだ経験不足だとも見られている。
- 07.容姿・容貌(肉体的特徴・声・話し方)
- 年齢のわりに小柄で可愛らしい少年。でもあまりひ弱ではない。度の低い眼鏡着用(戦闘時は外す)。
基本、誰にでも丁寧語で話す。一人称は「僕」。
モチーフは、ジョン(ゴーストハント)とか、真行寺耕太(美鳥の日々)、きれいな風間くん(フルメタ)、竹中くん(赤僕)、人間時アルフォンス(ハガレン)、エミリオ(サイキックフォース)あたり。要はショタ系。
来日に当たって猛勉強したため日本語は流暢だが、漢字や難しい単語を間違えたり訛ったりすることも。
イメージCV:能登麻美子or釘宮理恵
- 08.性格的特徴(動作・しぐさ・癖)
- 基本的に純真で優しく、思いやりのある性格。なのだが、時おり後先を顧みず行動しがちで、結果としてお節介を焼くことが多い。悪気がないぶん始末が悪い。
これは魔物の力ゆえに疎外された経験(後述)がトラウマになっていて、無意識に他人に必要とされたがっているため。
戦闘能力は高いが、争い事は苦手。その分、いったんスイッチが入ると冷酷になる。
- 09.教育程度(学歴)
- サクレクール寺院付設孤児院出身。義務教育は完了。バカロレア(大学入学資格)は取ってない(取れない?)……と思う。
- 10.生活信条(子ども・金銭・酒・煙草に対する態度など)
- 子どもには優しい。というか、本人がまだまだ子ども。
未成年のためお酒・煙草はNG。ワインは別?
- 11.出生時の環境
- 6月24日(洗礼者ヨハネの祝日)、フランスはマルセイユ郊外の田舎町で、貧しいながらも敬虔な夫婦の元に産まれる。
出生時からさまざまな奇跡(輝く羽根が降ってくるなど)が発現しており、神の子として皆に愛されながら育つ。
- 12.幼年時の環境
- ”羽根”を持っていると誤認した魔物に襲われ、一緒にいた両親が命を落とす。また、この際自身も魔物として覚醒したことで生還する。
このことで一転して周囲からは疎んじられるようになり、人間不信に陥っていたが、心優しい神父との出会いによりなんとか立ち直った。
その後、噂を聞きつけた法王庁13課に保護され、以後は法王庁管理下でブラックコート候補生として教育されることとなる。
- 13.成人時の環境
- 戦闘能力は充分なのだが、エクソシストとしてはまだまだ未熟な点が多い(優しすぎるし、情緒不安定)と判断され、研修の名目で日本に派遣される。
- 14.配偶者(恋人、異性に対する態度など)
- 男女問わず親切に接する。が、セクシーな女性やそれに類する雰囲気は苦手。
「えっちなのはいけないと思います!」
- 15.恋人(愛人)
- なし
- 16.父親 17.母親
- 両親ともに、魔物に襲われ死亡。貧しい農家だったが信仰心篤く、日曜ごとの礼拝を欠かさなかった。その頃聖歌隊に参加していた経験からか今も音楽好きで、オルガンも少し弾ける。
ちなみに父の名はジョゼフ、母の名はマリ=テレーズ。ファミリーネームはデシャン。
- 18.兄弟・姉妹
- なし
- 19.その他の家族(祖父母・ペット)
- 今は、お世話になってる教会の神父さん・近所の人たちが家族のようなもの。
- 20.友人
- 近所の子どもたち。ブラックコートの修行時代に友達とかできるんだろうか……。いや、牙の塔出身でも親友同士はいるもんね。いた、ということで。
- 21.その他
- 裏設定:『ヨハネのアポクリュフォン』に記されている、天使サマエルによって創造された黄道十二宮の天使の一柱で、巨蟹宮および人馬宮の守護者・イョーベルの転生体。(ジャンは6月24日生まれのかに座で弓使い)
◆口調・セリフ
「懺悔は済みましたか?」
「手加減、できませんからね!」
「主よ! この不浄を清め給え!」
「今回は見逃しますから、改心してくださいね」
「我が手は主の代行なり。逃れること能わぬと心得なさい」
(※通常戦闘時セリフ)
「C'est une punition du insulte à moi.(僕を侮った罰だよ)
Vous aller me régler les comptes.(きっちり償ってもらおうか)
Et c'est vos ignorants garçons qui le pairont!(身の程知らずの坊やたちに、とことんね!)」
「Désolée, vous aller mourir.(ごめんね、死んじゃうけど)」
「Arrête de rire comme ça.(何がおかしい?)」
「Ne me touche pas, merde!(触るな、クソが!)」
(※以上、ブチギレ時セリフ。感情が高ぶると口汚いフランス語が出る)
O Salutaris hostia,(ああ、救いの生け贄)
quae coeli pandis ostium:(天国の門を開きたもう御方よ)
Bella premunt hostilia,(我らの敵は四方から押し寄せる)
da robur, fer auxilium.(我らに力と助けとを与えたまえ)
Uni trinoque Domino(三位一体の不滅の神よ)
sit sempiterna gloria:(あなたの偉大な御名が常に称えられんことを)
Qui vitam sine termino, (終わりなき生命の日々を我らに)
nobis donet in patria. (天の故郷にて与えたまえ)
(※聖体賛歌の祝祷文)
Agnus dei, qui tollis peccata mundi:miserere nobis.
(神の仔羊、あなたはこの世の罪を取り除き給いしもの、我らを憐れみたまえ)
Agnus dei, qui tollis peccata mundi: dona nobis pacem.
(神の仔羊、あなたはこの世の罪を取り除き給いしもの、我らに安らぎを与えたまえ)
(※アニュス・デイの祝祷文。)
◆エピソード
▼ラドシエル/fromシナリオ『偽天討滅』(作:藤沢孝文)
GM/ラドシエル:「思い描いたことは”現実”となり、明日に思い煩うことも、過去に心乱すこともない、永遠の安息。これこそ真の楽園ではないですか?」
ジャン:「その代わり、ここには変化もない。つまり――成長がありません。
自分の想いも上手く伝えられないバカな僕、大切な人を守れなかった弱い僕――。そんな、昨日と同じダメな自分がいる明日なんて、僕はごめんです!
僕は変わっていきたい。今まで出会った人たちの、これから出会う誰かの、変わっていく姿も見届けたい。だから――」
「――Gloria Patri et Filio et spiritui sancto」
短く祈ると、ジャンの身体に暖かい力が満ちた。それは大きな翼の形となって、背中から現れ出る。
偽りの救いをもたらす天使に相対するのは、天使の姿をした少年。
「貴方の罪、ここで洗い流す!」
▼父ジョゼフとジャン
ジャンは幼い頃、自分のジャン=バティストという名前をうまく言えず「ティト」と発音していたため、周囲からもそう呼ばれていた。
両親に連れられて教会に通う習慣ができた頃の会話。
ジャン「あの人、だあれ? あんなところで何をしてるの?」
ジョゼフ「あれはイエスさまだよ。みんなの苦しみを、一人で背負ってくださっているんだ」
ジャン「どうしてそんなことするの? いたくないの?」
ジョゼフ「そうだね。とても痛くて、苦しかったんだと思うよ。でもなティト、イエスさまは、そのためにお生まれになって、この時は心の底からそうしようと思ったんだね。ほら、おだやかなお顔をなさってるだろう」
ジャン「……うん」
ジョゼフ「いいかいティト、辛いことや苦しいことがあったら教会に行くんだ。そうしてお祈りすれば――」
ジャン「かみさまが、助けてくれるの?」
ジョゼフ「それは難しいな。神さまはとても遠くにいらっしゃるから。でも、お祈りすれば、きっと少しだけ心が軽くなる。心が軽くなれば、また歩き出す元気が出てくるだろう?」
ジャン「……わかんない」
ジョゼフ「ははは、そうか、わかんないか! ……そうだな、おまえがそんな目に合うことのないよう、パパは祈るよ。さあ、いっしょにお祈りしよう」
『天にまします我らの父よ 御国がきますように――』
▼メフィストフェレス/from シナリオ『少女の館』(作:藤沢孝文)
ジャン「というわけで、主と聖霊の御名において協力を要請します。さしあたりは情報を提供していただけますか」
メフィ「教会のお遣いにしては、なかなか礼儀を心得ておられるようだ。重畳重畳。ですが、どうせならばその可憐な唇から、もう少々愛らしい口調でお聞かせ願いたいところで……」
ジャン「……迅速にお答えいただけないとなれば、少々手荒な手段を執ることになりますが? 急いでますので」
メフィ「は! これは怖い怖い! どうやら我が輩、悪ふざけが過ぎましたかな。よいでしょう、何なりとお尋ねあれ。ただし……」
ジャン「ただし?」
メフィ「悪魔との取引には代償が必要……努々、お忘れなきよう」
▼関戸伊乃里/from シナリオ『少女の館』
そこはまぎれもなく”乙女の園”であった。
マッピン&ウェッブの銀のティーセットで丁寧に淹れられ、ロイヤル・ウースターのボーンチャイナ製ティーカップに注がれた紅玉色の液体は、鮮やかながらも上品な香りを立ち上らせ、繊細なレースのカーテンを揺らしてフランス窓から吹き込んできたそよ風に乗って部屋中に広がっていく。
テーブルの上では、目にも綾なフルーツのサンドイッチ、スコーン、マフィン、スミレの花の砂糖漬け、プティ・フールなどなど、色とりどりのお菓子たちがお行儀良く並んで出番を待っていた。
ジャン「うう……僕にこんなの無理ですよお……」
伊乃里「しっ。今の君は、おしとやかなフランス人美少女・ジャンヌちゃんでしょ! それにいいじゃない、似合ってるんだから」
ジャン「ううっ、それもイヤです……」
NPC少女「『……私の耳は貝の殻 海の響きを懐かしむ……』。いかがかしら、ジャンヌさん?」
ジャン「え!? ええ、コクトーですわね? 詩もお声も素敵ですこと!」
伊乃里「はまってんじゃん……」
▼揚羽切人/from シナリオ『少女の館』
揚羽「なかなか面白い格好をしたそうだが」
ジャン「ああああ……あの、その件につきましてはなにとぞ、大司教さまにはご内密に……」
揚羽「そうもいかん。上に報告したところ」
ジャン「ぎゃ――」
揚羽「『汝らはそもそも規を越えて正義を為すべき代行者。子羊たちが御心を離れる嘆かわしい事態も少なからぬ昨今、神の王国実現に向けて、多少の逸脱は甘受すべきと心得よ』との仰せだ」
ジャン「……ええと?」
揚羽「訳すと『いいぞもっとやれ』」
ジャン「ちょっとおおお――――!?」
揚羽「プロモの曲も準備してある」(SE:カチッ)
♪「会いたかった♪ 会いたかった♪ 会いたかった♪ イエス! き・み・に〜」
ジャン「怒られますよ……」
揚羽「いや、バザーの告知に使ったら、ブログへのアクセスも寄付の申し出も急激に増えてな。見ろ、『ジャンヌたん(;´Д`)ハァハァ 』『金髪ロリ結婚してくれ!』と」
ジャン「もうやだこの国……」
▼ウォーレン”グラットン”レイク/from シナリオ『闇の長き手』
ジャン「これで、貸し借りはなし、ですね。……なれ合いは禁物ですが、そこまで非道い方とも思えないんですよね……。困ったものです」
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